FC大阪3ゴール奮闘も最後は力尽きる 退場者出しながらもJ1横浜M追いつめた
「天皇杯・2回戦、横浜M4-3FC大阪」(6日、ニッパツ三ツ沢球技場)
大阪から3番目のJリーグ入りを目指すサッカーJFL・FC大阪は、J1横浜Mを相手に3ゴールを奪う奮闘を見せたが、あと一歩及ばず敗退した。
2年連続の同じ顔合わせとなったサッカー天皇杯2回戦。雨降る中で行われたこの一戦は、試合開始直後から動く。3分、横浜M・FWイッペイの得点で先制を許したFC大阪だったが、8分にMF水野のクロスにMF江坂が合わせて同点に追いつくと、12分には水野のFKにMF南部が合わせてわずか9分で逆転に成功する。
しかし20分、DF池永が相手FWをゴール前で倒してしまいレッドカードで一発退場。残り70分を10人で戦うことになってしまった。22分には横浜M・FWウーゴヴィエイラに同点ゴールを決められてしまう。しかし10人になったFC大阪はここから集中して横浜FMにゴールを割らせず、前半はそのまま2-2で終了する。
このまま防戦一方になるかと思われた後半開始直後の1分、MFジュニーニョの狙いすましたミドルシュートがさく裂。FC大阪が勝ち越しに成功する。その後、横浜Mの猛攻に合うFC大阪だったが、集中したディフェンス陣がゴールを割らせない。
このまま逃げ切りたいFC大阪だったが後半32分、ウーゴヴィエイラに再び同点弾を浴びる。そして試合終了間際の42分、FW伊藤に逆転弾を決められて万事休す。昨年の準優勝チームである横浜Mをあと一歩まで追いつめたが惜しくも敗れ、2回戦で敗退となった。J1撃破の夢は持ち越しとなった。