フェルナンドトレス 鳥栖入りはイニエスタの存在が後押し
サッカー元スペイン代表のアトレチコ・マドリードFWフェルナンドトレス(34)が10日、マドリードのスポーツジムでJ1鳥栖へ移籍することを表明した。来週チーム加入し、22日のJリーグデビューを目指すとしている。
自ら去就を明らかにしたフェルナンドトレスは「すべての大陸から提示をもらったが、鳥栖は最初に僕に関心を示してくれたクラブの一つ。日本と、日本のリーグは素晴らしい経験になると思う。彼らは多くの努力をしてくれたし、僕がチームがいるべきところへ到達するための解決策の一つになると考えている」と説明した。
J1神戸入りしたイニエスタの存在も、決断の後押しになった。「これまで日本のリーグに関する認識は、クラブワールドカップのものだったけど、最近大会について研究した。それに親友のイニエスタもいるから二人にとって良いこと」と話した。
欧州内での移籍は考えなかったのか、との報道陣に問われ「ヨーロッパでやるべきことはすべてやったと考えている」と、日本での再出発に臨む。マルカ紙によると、イベントには鳥栖の竹原稔会長も出席。「我々のチームにフェルナンドトレスが加わるのは名誉なこと」と笑顔を見せた。