フェルナンドトレスが鳥栖を選んだ理由は「私に対する信頼感」

竹原稔代表取締役のパフォーマンスに上機嫌の鳥栖・フェルナンドトレス=東京都千代田区の帝国ホテル(撮影・堀内翔)
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 サッカー元スペイン代表FWフェルナンドトレス(34)が15日、都内で行われたJ1鳥栖新加入記者会見に出席した。「みなさん、こんにちは」と日本語で挨拶したトレスは、なぜ日本の、そして鳥栖からのオファーに応じたのか説明した。

 下部組織からプロデビューしたアトレティコ・マドリードに15年に復帰したフェルナンドトレスは、今季限りでの退団が決まった際、「その時からヨーロッパに残る選択肢はなくなりました」と振り返った。「あまり前に発表してしまうと、リスクが高いと思っていました」とも語り、この点は公にはしてこなかったというが、「やめた時にどういう挑戦をするかと考えた時に、日本という選択肢が浮上しました」と同時期のタイミングで鳥栖からのオファーを受けたと明かした。

 様々なリーグの、様々なクラブからオファーを受けたというが、フェルナンドトレスは「考える時間がほしい」と鳥栖に求めた。これに応じてくれたこと、また「家族という面でもいいオファーでした」という鳥栖の姿勢から「私に対する信頼感がすごくあるんだなと感じることができました。チームの名前がどれだけ大きいかということではなく、そのチームが一体感があるかということです」と鳥栖というクラブに好感を持ったことを加入の理由に挙げた。

 家族とも一緒に暮らすといい、「違った文化のところで子供たちも経験できたらいいなと思いました。今までイギリスとかイタリア、スペインでプレーしてきましたけど、私たち家族は仲のいい一体感の強い家族ですので、行ったことのない国で一緒になって過ごせたらいいと思いました」と日本文化に触れることも楽しみにしていた。

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