トーレスJデビュー 約2カ月ぶり公式戦で好プレー、黒星デビューも「いい戦い」
「明治安田生命J1、鳥栖0-1仙台」(22日、ベストアメニティスタジアム)
鳥栖に加わった元スペイン代表FWフェルナンドトーレス(34)は、0-1で負けた仙台戦の後半途中にデビューした。
世界的なスーパースターが空気を一変させた。0-0で迎えた後半5分。鳥栖に新加入したFWフェルナンドトーレスが途中出場すると、ホームでは今季3番目となる1万7537人の大観衆のボルテージは一気に高まった。
後半19分の右CKでは、186センチの長身を生かしたヘディングで来日初シュート。同31分には絶妙な浮き球のスルーパスを披露。受けた吉田のシュートは相手DFにクリアされたが、約2カ月ぶりの公式戦とは思えない好プレーを連発した。
「Jリーグデビュー戦で、自分としてはいい戦いができたんじゃないか」。合流1週間の「神の子」は納得の表情だ。フィッカデンティ監督も「すごく良かった。試合勘は欠いていたが、(プレーに)素晴らしい経験を垣間見た」と絶賛した。
終了間際の失点で仙台に敗れたが、元スペイン代表は「結果が出なかったのは残念だけど、このまま続けたい」と前を向く。体調も連係も上向けば、ゴール量産への期待が膨らむ。