G大阪、宮本恒靖新監督が就任 クルピ監督を解任、16位低迷…レジェンドに浮上託す
J1G大阪が23日、レビー・クルピ監督(65)を解任し、元日本代表DFの宮本恒靖U-23監督(41)がトップチーム監督に就任すると発表した。
クルピ監督は今季から監督に就任したが、17試合を終えて4勝3分け10敗の勝ち点15で18チーム中16位とJ1参入プレーオフに回らなければならない順位に沈んでいる。クルピ監督と同時にマテルヘッドコーチ(67)も解任された。
宮本氏は95年から06年までG大阪でプレーした後、ザルツブルク、神戸と渡り歩き引退。日本代表でも主将、主力DFとしてプレーし、日本のキャプテン像をつくった一人でもある。J1では337試合出場8得点、日本代表として国際Aマッチには71試合に出場し3得点。
日韓W杯前に鼻骨を折ってしまった際は、本大会で黒色のフェイスガードを着用してプレーしたことからバットマンと海外メディアを中心に評されたこともあった。04年のアジア杯ではPK戦に突入したヨルダンとの準々決勝では、ぬかるんだピッチで選手がキックを失敗していくのを見て主審と英語でサイド変更を交渉。これを実現させ、PK戦の流れを変えた。
引退後はFIFAマスターと呼ばれるスポーツ学の修士課程を修了。Jリーグの特任理事も経験した。
指導者としては15年にG大阪ジュニアユースコーチ、16年にユース監督、17年からは現職のU-23監督を務めていた。また、宮本氏に代わってU-23チーム監督には實好礼忠ユース監督が就任することも発表された。