J1鹿島、CBから2発 J再開後3戦11発!金崎電撃移籍も動揺なし
「明治安田生命J1、C大阪0-2鹿島」(25日、ヤンマースタジアム長居)
アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)のため未消化だった第14節の残り1試合が行われ、鹿島がアウェーでC大阪に2-0で快勝し、勝ち点25で7位に浮上した。
鹿島は後半12分、センターバック(CB)のDF犬飼智也(25)の縦パスが相手に当たってコースが変わり最前線のFW鈴木優磨に渡ると、DF藤本康太(32)をかわして独走。追いすがるDF山下達也(30)も振り切り、GK金鎮鉉(31)との一対一を冷静に沈めた。鈴木は2戦連発の今季7得点目だった。
3分後には途中出場のDF町田浩樹(20)が左サイドでパスを受けると、体を寄せてきたDF片山瑛一(26)を入れ替わるようにかわし、左足クロスを供給。ニアに飛び込んだFW土居聖真(26)が3戦連発となるゴールを右足で押し込んだ。東京五輪世代の町田は「後ろに戻して取られる方がリスクが高いと思った。結果オーライです」と鮮やかなアシストを振り返った。
前半41分にDFの要である日本代表DF昌子源(25)が左足首を負傷して途中交代していた。代わって出場した町田と犬飼の急造コンビは、C大阪に9本のシュートを浴びながらもGK権純泰(33)の好守にも助けられ、4試合ぶりの無失点勝利を達成した。町田は「アシストより無失点の方が自信になります」とあどけない笑みを浮かべた。
CBを起点とした2得点で3戦負けなしとした。18日のリーグ戦再開から3戦11発の固め打ち。24日にはFW金崎夢生(29)の鳥栖への電撃移籍が発表されたが、一切の動揺を感じさせない盤石の戦いで、鹿島が勝ち点3を手にした。