ハリル氏解任巡る第1回口頭弁論 サッカー協会側争う姿勢

 サッカー日本代表のバヒド・ハリルホジッチ元監督(66)が、解任された後の日本サッカー協会の記者会見で名誉を傷つけられたとして、協会側に慰謝料1円と新聞やホームページでの謝罪広告を求めた訴訟の第1回口頭弁論が27日、東京地裁で開かれ、協会側は争う姿勢を示した。

 協会は4月7日付でハリルホジッチ氏を解任。田嶋幸三会長は「選手とのコミュニケーションや信頼関係が多少薄れた」などと理由を説明した。

 協会側は弁論で、ハリルホジッチ氏との契約上、今回の訴えの管轄権は国際サッカー連盟などにあり、東京地裁にはないと主張。そもそも田嶋会長の発言は名誉毀損に当たらないとした。

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