日本協会 ハリル氏主張に真っ向反論「田嶋会長の発言、名誉毀損に当たらず」
サッカー日本代表元監督のバヒド・ハリルホジッチ氏(66)が、4月に解任された後の日本協会の会見で名誉を傷つけられたとして、協会側に慰謝料1円と新聞やホームページでの謝罪広告を求めた訴訟の第1回口頭弁論が27日、東京地裁で開かれた。
協会側は、ハリルホジッチ氏との契約上、今回の訴えの管轄権は国際サッカー連盟などにあり、東京地裁にはないと主張。そもそも会見での田嶋会長の発言は名誉毀損(きそん)に当たらないとして、全面的に争う姿勢を示した。
ハリルホジッチ氏は担当弁護士を通じ、「日本代表はW杯で忍耐と敬意という日本において重要な価値を証明したが、(田嶋会長から)私になされた発言は、そのような価値、スポーツ精神と真逆のもの」などとコメントした。
一方、コメントには日本代表の森保新監督への激励なども含まれ、「私自身もうれしく思う。今後のご成功を心より祈っています」などとエールも送った。