「アジア大会・サッカー男子・１次リーグＤ組、日本１－０ネパール」（１４日、チカラン）

　Ａ代表との兼任となってから最初の国際大会となった森保一監督率いる日本チームは初戦を白星で飾った。しかし、ゴールは前半にＭＦ三笘が挙げた１点のみ。連係不足が明らかな中、日本サッカー協会の田嶋幸三会長は「リーグの都合で昨日の朝、着いたばかり」と不安視していなかった。

　まずは勝利したことに「勝ち点３よかったですね」と一言。１３日の未明に現地入りし、ほぼぶっつけで本番となったため「１日も練習しない中ですぐうまくなるわけない。しっかり森保君のチーム作りを楽しみに見ていきたい」とした。兼任となってから最初の試合を終えた森保監督に対しては、「逆に彼の良さは、非常にチーム作りに長けているところ。またこの世代はいい選手がたくさんいる。今回呼べなかった選手もいる。全体の枠をしっかり見て、再来年の五輪を見てやってもらいたい。またその選手から（フル）代表選手が出てくると思うので楽しみ」と長い目でチームづくりに励むことを期待した。

　今大会の結果については、日本が東京五輪の年に２３歳になる２１歳以下の代表で出場しているのに対して、今年２３歳以下の代表で出場しているチームもあるとした上で、「それを比較してどうこうと言うわけにはいかない。できるだけベスト８、ベスト４と、どの大会でもそこまで進まないといけない。どうなるかわからない。相手が決まらないと。でも楽しみ。できるだけ強い相手とやりたい」と語った。