森保兼任監督、表情浮かず 白星発進も「追加点入れたかった」
「アジア大会・サッカー男子・1次リーグD組、U-21日本1-0U-23ネパール」(14日、チカラン)
森保一監督(49)が、7月にフル代表との兼任となってから初めての試合を白星で飾った。ただ、前半7分に先制したものの、格下相手に攻めあぐねる消化不良の一戦となった。
指揮官は「どの大会でも初戦は難しい。その中で勝利を収めたことはチームとしてよかった」と胸をなで下ろしつつも、「選手にはよく頑張ったと言ってあげたいが、試合を決める追加点を入れたかった」と表情は浮かなかった。
国内組で臨む今大会、選手の多くは週末のJリーグに出場した直後で、前日に現地に到着したばかり。1日も練習らしい練習はできず、ぶっつけ本番状態だった。連携不足は明白で「物足りなかった部分は2点目(を入れられなかったこと)。選手にはさらに得点だけでなく、得点チャンスをつくれるように言っていきたい」と森保監督。今回のネパールはガチガチに守ってきたが、「相手がどんなシステムできても、崩せるように(選手に)語りかけていきたい」と、アジアの雄としてのスピリットを強調した。