イニエスタ、関東初上陸でV弾演出! きたきた“ACL圏内”3位FC東京に4差!!
「明治安田生命J1、湘南0-2神戸」(19日、Shonan BMWスタジアム平塚)
神戸が湘南を2-0で下した。前半37分、MFアンドレス・イニエスタ(34)が起点となって先制点を演出。3試合連続ゴールはならなかったが、チームを勝利に導いた。横浜Mは新加入のMF久保建英(17)に出番なく、鹿島に0-1で敗れた。2位の川崎が首位の広島を2-1で破った。
右足を振れば得点が生み出される。神戸のMFイニエスタが決勝点の起点となった。
前半37分、FWポドルスキからパスを受けると、前線の長沢へ柔らかな浮き球を送る。G大阪から期限付き移籍で加入した192センチの長身FWが頭で競り勝ち、落としたボールに走り込んだMF三田が2人をかわして左足でゴール上部に突き刺した。リーグ戦では7年半ぶりの3戦連発こそ逃したが、得点には絡み「チームが勝つという一番大事なことが達成できて良かった」と静かに笑みを浮かべた。
イニエスタの関東初見参に、BMWスタジアムには湘南ベルマーレとなった00年以降では最多となる1万5351人が詰めかけた。定位置の左インサイドハーフで3試合連続の先発出場。背番号8にボールが渡るたびに会場は期待に包まれた。
前半22分には左足でパスを出した際に伸びきった足にファウルを受け、左膝を押さえて倒れ込んだ。周囲はひやりとしたが「痛みはあったが大したことはない」とピッチに戻った。大きな勝ち点3を獲得し、ACL出場圏内の3位に同4差と迫った。
FW古橋が負傷し、DF橋本は足をつるなどアクシデントが相次ぎ、予定外の3試合連続フル出場となった。次戦は中2日で天皇杯・鳥栖戦を控える。疲労も蓄積するが「友人のF・トーレスと戦うことになる」と出場へ意欲を示し、夢の対決を心待ちにした。