スペインリーグ 9月にもストライキ入りか 選手会「いら立ちは限界に」

 22日、スペインサッカー選手会(AFE)の発案で、1部チームのキャプテンが集まってマドリードで会合を持ち、スペインプロリーグ機構(LFP)の方針に反対の姿勢を示すとともに、9月の両者の話し合いで妥協点が見いだせないならストライキ実施も辞さない構えをみせている。

 LFPが米国企業と15年の契約を結び、当地でスペインリーグの試合を年間何試合か行うと取り決めたことに反発している。選手会のダビド・アガンソ会長は「(スペインの)ファンを度外視している。選手たちがまるで売りに出されているようだ。我々はファン、自身の健康、その他たくさんのことを考えている」と理由を説明。「リーガ機構との話し合いが満足なものでなければ、ストライキもひとつの可能性」と見通しを語っている。

 もっとも主目的のほかに不満はより根本的なもののようで「もう随分前からスペインサッカーの健康状態に良くない決断が取られている。米国での試合の話はコップからあふれた一滴。過密日程、外国ばかりを考慮した試合開催など問題は山積している。サッカーは単にビジネスではなく、一方的に決定を下すものではない。我々のいら立ちは限界に達している」と運営側の“独裁”にストップをかけたい狙いがあるとしている。

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