柏-長崎、高木親子対決は長男・利弥に軍配

柏-長崎 前半、勝ち越しとなる自身2点目のゴールを決める柏・クリスティアーノ(右から2人目)=三協F柏
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 「明治安田生命J1、柏5-1長崎」(25日、三協フロンテア柏スタジアム)

 13位の柏はホームで最下位・長崎と対戦して5-1と大勝した。前半11分に先制被弾を許したが、同21、24分にFWクリスティアーノが決めて逆転に成功。後半も順調に加点した。柏の5得点は今季リーグ最多。本拠でのリーグ戦勝利は4月25日の浦和戦以来となった。

 初めてJ1の舞台で実現した“親子対決”は、息子に軍配が上がった。「僕自身、久しぶりに本人のプレーを見たが、縦への意識やスピードという部分では、映像で見たよりもスピード感があったのかもしれない」。長崎の高木琢也監督には、悔しさの中にも、少しだけ成長に目を見張る感情もあったのだろうか。終了後の記者会見で、息子である柏DF高木利弥のプレーについて問われるとこう答えた。

 高木利は今夏に千葉から加入し、現在は左サイドバックで定位置をつかんでいる。積極的に攻撃参加をし、後半3分には前線への浮き球のパスが、FW伊東純也のゴールにもつながった。「あれはアシストになるんですかね・・・。でも結果オーライです」。終盤には足がつって交代。「(親子対決で)力んでしまった」と苦笑いを浮かべたが、持ち場の左サイドで父の予想を上回るプレーを見せたことで「予想を覆すことができたのは良かったが、立ち上がりの失点は反省点」と先制被弾に気を引き締めた。

 千葉時代にはJ2で親子対決があったものの、J1で父・琢也が率いる長崎と対戦するのは初めてだった。高木監督は「そういう意味では、互いに出してきた結果として、こういうところ(J1)で顔合わせができたということ。本人の努力もあったと思うので良かった」。その上で「ただ、(1-5で敗れたことで)そういうゲームをもっと楽しむというか、良いゲームにできなかったのは力不足。いつかリベンジしたいです」。父の顔は、勝負師の顔に戻っていた。

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