清水「ももこさん」追悼星 地元出身「漫画家」の訃報受け喪章

 「明治安田生命J1、横浜M1-2清水」(29日、日産スタジアム)

 清水が横浜Mに2-1で逆転勝ちした。MF金子翔太(23)が1ゴール1アシストと奮闘。6試合ぶりに勝利を挙げた。26日の神戸戦でJ1初得点を挙げたMF久保建英(17)は見せ場なく、後半11分に退いた。

 何とか守り切った。最後は1人少ない横浜Mに攻められっぱなしだったが、猛攻を耐えた清水が6戦ぶりの勝利をもぎ取った。

 特別な一戦だった。地元出身の漫画家で『ちびまる子ちゃん』の作者である、さくらももこさんの訃報を受け、選手たちは右腕に喪章を巻いてプレー。ベンチにはクラブ創立20周年時に寄せられた記念イラストが貼られ、クラブの旗を持った小さなまる子ぬいぐるみも“ベンチ入り”して共に戦った。

 さらに試合前のロッカーでは、FW北川が『ちびまる子ちゃん』の主題歌で、さくらさんが作詞した『おどるポンポコリン』を大音量で再生。前半2分に先制を許す展開となったが、MF金子が1得点1アシストの活躍。3月10日の札幌戦以来の逆転勝利を挙げた。

 さくらさんと同じ清水西高出身のMF石毛は「清水という街を世界に発信してくれた、誇れる人。悲しいけど、今日はしっかりと勝つことができた」。大きな一勝となった。

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