神戸3連敗 北都の悪夢…ポドルスキ1発退場 イニエスタは足に違和感で途中交代

 前半、札幌の守備に囲まれ、ボールを奪われる神戸・イニエスタ(中央)(共同)
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 「明治安田生命J1、札幌3-1神戸」(1日、札幌ドーム)

 神戸は前半ロスタイムに元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(33)が一発退場するなどし、札幌に1-3で敗れた。C大阪は浦和に2-1で逆転勝ちし、横浜Mは柏を3-1で破った。首位広島は鹿島を3-1で退け、2位川崎は17位のG大阪に0-2で敗れた。G大阪は4試合ぶりの勝利。名古屋は磐田に6-1で大勝して連勝を7に伸ばした。

 北の大地で神戸が散々な敗戦を喫した。1点を追う前半47分にFWポドルスキが足裏を見せた危険なタックルで来日初の一発退場。試合序盤からイライラを募らせていた主将の愚行によって、試合の半分を10人で戦うことを余儀なくされた。

 さらに0-2とされた後半10分にはMFイニエスタが足の違和感で途中交代。吉田監督によると、ハーフタイム中にイニエスタが「あと5分もたないかもしれない」と訴えていたという。症状について指揮官は「まだ報告を受けていない」と言葉を濁したが、離脱となれば神戸にとって大きな痛手となる。

 FW長沢の移籍初得点で1点差に迫ったが、後半38分に予期せぬ失点を食らった。ゴール正面のセットプレー。神戸が壁を作っている途中に池内主審がプレー再開の笛を吹き、がら空きのゴールに直接FKを決められた。

 吉田監督は「よく分からないジャッジ。ルール上はOKかもしれないが見たことない」と話し、GK金承奎も「非常に憤りを感じている」と主審への不信感をあらわにした。主審に抗議したMF藤田によると「(笛を吹くのは)キッカーのタイミングだから」と説明されたというが、神戸側の怒りは収まらず物議を醸す場面となった。

 3試合で8と失点が止まらず、公式戦3連敗となった。浮上の兆しを見いだせないまま、今季目標に掲げるACL出場権獲得が遠のいていく。

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