森保監督、船出に2つの訓示 走力&個を求める「スペシャルな部分を存分に」
「キリンチャレンジカップ、日本-チリ」(7日、札幌ドーム)
森保一監督(50)の初陣となる国際親善試合チリ戦、コスタリカ戦(11日、パナスタ)に臨むサッカー日本代表は3日、札幌市内で合宿を開始した。
記念すべき船出の日。練習の冒頭で森保監督は選手全員を集めた。約3分間、穏やかな口調で、指針となるべき2つのコンセプトを伝えた。
「1つは、『チームのために、仲間のために走って戦ってくれる選手が集まってくれた』と話しました。『組織的に戦いつつも、個々の特長、スペシャルな部分を存分に発揮して思い切ってプレーしてほしい』。これが2つ目です」
一にチームプレー。その上で、個を発揮する。「サッカーは個人スポーツではない・チームスポーツとしてチームのために戦うもの。私自身の選手としても、指導者になってからも、考え方の本質は変わっていません」。伝えたのはサッカー人生を通じて原点としてきたものだった。
「まずこの9月、10月、11月の期間で、多くの選手を招集させてもらって、そこで選手の特長を見ながら、アジア杯に向けてやっていきたい」と今後のプランを明かす。W杯出場組も段階を踏んで招集。サバイバルの中で、新生森保ジャパンを作り上げていく。