“愛弟子”青山は主将の務め果たす快勝 「森保さんの初戦なんで」と指揮官への思い
「キリンチャレンジカップ、日本3-0コスタリカ」(11日、パナソニックスタジアム吹田)
森保一監督の初陣となった試合で、日本はオウンゴールと、MF南野拓実(ザルツブルク)、伊東純也(柏)の代表初ゴールで快勝した。広島で森保監督とは指揮官と選手、という関係だった主将のMF青山敏弘(広島)はこの試合と、今後の日本代表にかける思いを口にした。
今も広島の大黒柱である青山は12年から17年の途中まで森保監督の下でプレーしていた。試合へ向けた代表合宿中も「森保さんだから(代表チームに)呼ばれているというのは大きい。そこは自覚しなければいけない」と森保監督の“愛弟子”としての立ち位置を自覚する発言をしていた。
試合では、守備的MFでコンビを組んだ遠藤が比較的ポジションを変えながらプレーしていたのに対し、バランスをとるプレーを心掛けていた。無失点で勝ち切り、主将としての務めも果たした。
試合後、中継していた日本テレビのインタビューに「いいゲームだったんじゃないですかね」と試合を振り返った。「森保さんの初戦なんで絶対勝ちたいという思いでやりました」と強い決意で臨んでいたことを明かし、「札幌で地震にあって、試合もできなかったですし、札幌のみんなを元気にする、そういう思いで今日、戦いました」と被災地への思いも語った。
今後へ向けては「これから新しい日本代表が始まっていくと思います。みんなでまた強い日本代表をつくっていきたいと思います」と決意を新たにしていた。