浦和・武藤 負ければ残留争いあった一戦で値千金V弾!
「明治安田生命J1、横浜M1-2浦和」(16日、日産スタジアム)
浦和は横浜Mを2-1で下し、4戦ぶりの勝利を挙げた。FW武藤雄樹(29)が勝ち越しゴールを決め、勝ち点35で9位。横浜Mは同29のままで14位。
その瞬間を、虎視眈々(たんたん)と狙っていた。1-1で迎えた後半34分、飛び出したFW武藤の胸元に、MF青木の縦パスがピタリと合う。「しっかりと止めて流し込むことだけを考えた」。胸トラップから、相手GKの動きを見極めて左足で決勝点を決めた。
ベンチ入り停止処分のオリベイラ監督に代わって指揮を執った大槻ヘッドコーチが「昨日の練習通り」と語るように、チームとして狙い通りの一撃。背番号9にとっては4月11日の神戸戦以来、約5カ月ぶりの今季2点目で「久しぶりのゴールで興奮した」と歓喜に浸った。
対横浜Mは7戦ぶりの勝利。負ければ残留争いに巻き込まれる一戦での決勝弾は、まさに値千金だった。