イニエスタ不在の神戸4失点大敗 指揮官交代も効果なく降格圏も迫る
「明治安田生命J1、浦和4-0神戸」(23日、埼玉スタジアム)
神戸が4失点大敗し、リーグ戦4連敗を喫した。神戸の4連敗は2015年第2ステージ第10節から14節まで5連敗して以来。
この試合は、神戸の元スペイン代表MFイニエスタ目当ての観客も多く、試合チケットは前売り段階で早々と完売した。しかし前節G大阪戦(15日・ノエスタ)で自ら途中交代を申し出るなど右脚付け根付近を痛めていたイニエスタの回復は思わしくなく、出場は見送られた。
前節終了後の17日には吉田孝行監督を事実上の解任。フアンマヌエル・リージョ新監督の就任を発表した。リージョ監督の就労ビザ取得など環境が整うまでは林健太郎氏が暫定監督を務め、この試合でも指揮を執った。しかし状況は良化しない。
前半23分にクリアボールを処理しきれず、浦和MF青木にミドルシュートで先制されると、42分にはFW興梠に2点目を奪われる。後半に入っても流れは変わらず8分にDF高橋からボールを奪った浦和MF武藤が3点目を決め、31分にMF長沢がヘッドで4点目と続いた。
神戸は順位も浦和と入れ替わり9位に転落。勝ち点36は降格圏16位・柏の勝ち点30と6ポイント差しかなく、不安も立ちこめてきた。