J1川崎、痛恨ドロー FW小林がPK失敗 首位広島と勝ち点差3に
「明治安田生命J1、湘南0-0川崎」(26日、BMWスタジアム平塚)
横殴りの雨が降る中、川崎は痛恨の引き分けに終わった。前半は風下で攻めあぐね、風上に立った後半に猛攻を仕掛けた。相手GK秋元の好守の前に合計12本のシュートはすべて空砲に終わった。
絶好機は後半40分にFW小林がペナルティーエリア内で倒されて得たPK。キッカーを務めた小林が放った真ん中へのシュートはGK秋元にセーブされた。
「自分で取ったPK。真ん中に蹴ったことは全然後悔していない。チームを勝たせられなかったことは後悔している」と振り返った。中央を狙って蹴ったPKだった。「さすがにあそこで動かないGKはいないと思った。動かなかったのでビックリした」と明かす。勝てば首位広島と勝ち点差1に詰め寄ることができたが、引き分けで勝ち点差は3に縮めた。鬼木監督は「お互いに勝ち点3を目指したゲーム。ウチとしては残念な結果ですが、少し前に進んだとポジティブにとらえたい。この勝ち点1をどう持って行くかは自分たち次第。前を見て進むだけです」と話した。
次戦は中2日で長崎とのアウェーでの一戦。過酷な日程の中で、勝利が求められる。小林は「下を向いている時間はない。次にしっかり切り替えたい。(次戦は)アウェーですし、すぐ帰って、早く寝て、回復させたい」と連覇へ、前だけを向いた。