本田圭佑 東京五輪へ「2年間死ぬ気で」帝京大とサポート契約
帝京大学は3日、同大スポーツ医科学センターとサッカー元日本代表の本田圭佑(32)=メルボルン・ビクトリー=および、本田が「実質的代表監督」を務めるカンボジア代表のトレーニングサポートなどを行うと発表した。帝京大とHONDA ESTILO株式会社とが業務提携開始に合意した。
帝京大は3日、都内で会見を行い、冲永佳史理事長ほか、空手女子日本代表の植草歩(JAL)、ラグビー部の岩出雅之監督らが出席。本田はビデオメッセージでサポート契約締結を「心からうれしく思っています」と感謝した。
そして「W杯を終えてから、自分自身が今後何を目指すか考えたときに、もう一度だけ世界の舞台でやりたいということで、2020年の東京オリンピックを目指して、そしてそこで金メダルを取ることを目指して、頑張ろうということを決意しました」と報告。「その上で自分が32歳になって、フィジカル的にもう伸びないという風にいわれがちですが、僕はまだ諦めずに、フィジカル的に、またさらに、今まで以上に、しかも小さな成長ではなく、大きな成長を目指してやっていきたいと思い、こういう経緯(サポート契約の締結)になった」と決意表明した。
さらに「テーマは『キング・オブ・アスリート』」と掲げ「この世界中に存在するアスリートの中で、本当にトップを目指して、残り2年間、死ぬ気で頑張りたいと思っておりますので、帝京大学の持っている全てを、僕はフル活用していきたいと思っています」とした。
主な業務提携の内容は以下3点。
(1)帝京大スポーツ医科学センターのアスレティックトレーナーを本田の活動地に派遣し、トレーニング・コンディショニングのサポートを実施する。
(2)帝京大スポーツ医科学センターのスタッフが本田がGMを努めるサッカーカンボジア代表チームに対し、フィジカルトレーニングおよび栄養指導などのサポートを実施する。
(3)帝京大は教育プロジェクトの一貫として、カンボジアのプロサッカーチームにアスレティックトレーナーやトレーニングコーチを目指して学習している学生をインターンとして派遣する準備を行い、各チームでフィジカルトレーニングの指導などを行う。