【一問一答2】森保監督、クラブで出場少ない柴崎、原口ら「見極める」

 日本サッカー協会が4日、都内のJFAハウスでキリンチャレンジカップのパナマ戦(12日、デンカビッグスワンスタジアム)とウルグアイ戦(16日、埼玉スタジアム2002)に臨む日本代表メンバー23人を発表した。森保一監督はロシアW杯で主力選手として活躍したMF原口元気(ハノーバー)やMF柴崎岳(ヘタフェ)について、クラブでの出場時間が十分でない中で、コンディションを見極めるために招集したと明かした。以下、一問一答の要旨、その(2)。

 -9月のシリーズはアジア大会もあり選考が難しかったと思う。今回の選考の中で大事にしたもの、基準は。

 「そうですね。前回のキリンチャレンジの時に、メンバー選考で考えていたところは、ロシアのW杯に行くことはなかった選手で、可能性がある、力のある選手を招集したいというところと、ロシアW杯には行きましたけど出場機会が少なかった選手、あるいは若い年代の選手、海外で活躍している若い年代の選手、特にリオ世代よりも下の年代の選手を招集してチームを作りたいと思って前回は招集させてもらいました」

 (続けて)「今回は、前回のキリンチャレンジカップでの活動を踏まえて、プラスまた新たな選手を加えてチーム作りを進めていけるように。先ほども申しましたけど、われわれがやろうとすることを、コンセプトの部分を伝えていく、グループとしての化学反応を見ていくというところを、今回の活動回の活動で私自身が見ていければというふうに思っています」

 -ロシアの主力で、柴崎と原口はクラブであまり出番がない。この2人のコンディションをどう見ているか。

 「今回の招集の中で、ロシアのW杯で活躍した選手、中心になって戦った選手を招集したいと思っている中で、今、挙げた2人は、なかなか試合出場の機会に恵まれていない選手だと思いますけど、もともと世界の舞台では力を発揮した、実力を見せてくれた選手たちですし、そういう選手にチームに加わってほしいという思いと、あとは試合に出られていない部分のところで、コンディション的には、トレーニングは積めてるということで。われわれの活動に加わってもらって、現在のコンディションを見極めて、今後の活動にどうしていくかを見ていきたいなということで招集させていただきました」

 -1月のアジア杯に向け、この2試合をどう位置づけるか。今回のメンバー選考は1月のメンバー選考にとってどんな位置づけか。

 「アジア杯に向けて日本代表、A代表を強化していかないといけない、チーム作りをしていかないといけないことは考えつつ、選手はまだ、私が就任してから招集できた選手はかなり限られていると思いますし。色んな選手を見ながら強化を図っていければと思っています。今回はウルグアイ、パナマともW杯に出ている強豪国と思いますし、その中で、選手たちの力というもの、現在のコンディションというものを見極めながらアジアカップに向かってやっていければと思います」

 (続けて)「まだまだ、本来は招集したい選手はたくさんいますし、彼らが今回のキリンチャレンジカップで招集した彼らがどれだけアジア杯に残っていくのか。全員なのか、もしかしたら少数なのか。そこは実力の世界だと思いますし、これから試合を見た上で、アジアカップの期間の中で一つでも情報収集をして選手をみえていって、その時のベストなチームを作っていきたいと思っています」

 -パナマ、ウルグアイの印象は。

 「両チームともW杯に出ている国で、非常に力がある国ということで。われわれ日本代表の強化に向けて、非常に力のあるチームと試合ができるので、強化につながると、チームの経験につながると思っています。印象は、先ほど言った通り、両チームとも力のあるチーム。すみません、含んで言ってしまって。もちろん相手チームもそうですが、われわれが何をできるかということをしっかりと考えていかなければいけないと思っています」

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