川崎・小林 無念のPK失敗 鹿島との上位対決はスコアレス

 鹿島と引き分けた川崎イレブン
3枚

 「明治安田生命J1、鹿島0-0川崎」(7日、カシマサッカースタジアム)

 2位・川崎と3位・鹿島の上位対決がカシマサッカースタジアムで行われ、0-0の引き分けに終わった。川崎の日本代表FW小林悠は、前半38分に自ら得たPKのチャンスを迎えるも、相手GK権純泰の好セーブに阻まれ失敗。その後は、左足首を痛めて負傷交代した。

 前半36分、自らのドリブル突破で相手DFのファウルを誘発。先制のチャンスとなるPKを得た。だが、小林がペナルティースポットにボールを置いてから、ゆっくりと時間をかけて配置についた権純泰の駆け引きに飲まれたのか。「(蹴る方向は)決めていました」と向かって右側に放ったキックは、相手守護神に阻まれた。

 エースは「決めていれば」と唇をかむ。それでも、MF中村は「外してしまったのならばしょうがない。もちろん決めていれば(試合展開が)楽になるというのはあったけど、チームとして(小林)悠が蹴るのが決まっているから」。そして、同じくPKを失敗してスコアレスに終わった9月26日の湘南戦と、ゴールを決めた同29日の長崎戦を引き合いに「前回も、その次決めていたから。信頼ですね」とエースをかばった。

 その後も、鹿島の守りを崩せずに無得点。小林は後半途中に左足首をひねり、担架で退場。そのまま交代となった。8日からは代表合宿も控えているだけに、周囲をヒヤリとさせたが、試合後には自ら歩いて取材エリアにあらわれ「痛みはあるけど、そこまでではない」と軽症を強調した。

 悔しい引き分けに終わったが、敵地で勝ち点1という最低限の結果を積み上げ、前日敗れた広島に勝ち点差1をつけた。残り5試合、全勝すれば文句なしの連覇達成。チームを率いる鬼木監督も「このまま突き進んでいきたい」と語っていた。

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