湘南、初の決勝進出 チョウ監督「心の底からうれしい」
「ルヴァン杯・準決勝第2戦、湘南2(5PK4)2柏」(14日、Shonan BMWスタジアム平塚)
湘南が初の決勝進出を果たし、17年ぶりの優勝を狙う横浜Mと27日に埼玉スタジアムで対戦することが決まった。湘南は柏と第1戦に続いて1-1で引き分けた。延長でも互いに1点を取り合い決着がつかず、PK戦を5-4で制した。横浜Mは鹿島と2-2で引き分け、通算1勝1分けで2001年以来の決勝進出となった。
クラブ史上初となる決勝進出に、湘南・チョウ貴裁監督は「言葉が見つからない。今まで(決勝という舞台は)観客席やテレビで見る人生だったが、選手の頑張りでそこに立てる。心の底からうれしい」。その目は少し赤みを帯びていた。
生みの苦しみを味わった。FW菊地が負傷で前半21分にピッチから退くアクシデントに見舞われ、先制を含む2度のリードもふいにした。だが「勝ちたいという思いが相手より強かった」とFW梅崎。PKの末に優勝したかのような歓喜にたどり着いた。
梅崎は「優勝しないと得られないものがたくさんある。このチームはもっと上に行ける」ときっぱり。神奈川ダービーとなる27日の決戦。善戦したけどね…では終わらせない。