森保監督、A代表で南米選手権へ「より厳しい環境で」当初は東京五輪世代想定
サッカー日本代表の森保一監督(50)が、親善試合・ウルグアイ戦から一夜明けた17日、さいたま市内で取材に応じた。新生・日本代表のさらなる強化を目指す指揮官は、招待参加する予定となっている来年の南米選手権(6月14日開幕、ブラジル)に年齢制限のないフル代表で参戦する意向を明かした。またウルグアイ戦でAマッチ初ゴールを決めたMF堂安律(20)=フローニンゲン=ら海外所属の選手たちは、それぞれのクラブに向けて出国した。
強化と融合のサイクルをさらに推し進める。ウルグアイ戦の勝利から一夜、森保監督は「チーム力を上げるためには、より厳しい環境の中でやっていくことを選択肢として持つことを考えなければいけない」と語り、具体的な大会名として「来年、コパ・アメリカ(南米選手権)に行くので」と挙げた。
当初は、東京五輪世代での参戦を想定していたが、森保監督がA代表も兼任したことで考え方も変化。指揮官は「A代表で行きたい?そうですね。A代表がどういうくくりかは分からないが(19年は1月の)アジア杯と(6月の)コパ・アメリカがあるので、調整をしています」とした。
ただフルメンバーを集めるためにクリアすべきハードルがある。招待参加の日本は南米連盟に加盟していないことに加え、国内のJリーグも開催期間中。選手派遣には国内外のクラブの協力を取り付ける交渉が必要になるため「A代表も東京五輪世代もよりレベルアップできる環境作りと対戦相手。協会のみなさんに話をさせてもらっています」と話していた。