湘南、打ち合い上等だ!94年以来のタイトルへ決意

 「ルヴァン杯・決勝、湘南-横浜M」(27日、埼玉スタジアム)

 初優勝を目指す湘南と2001年以来2度目の制覇を目指す横浜Mは26日、試合会場で公式練習と会見に臨んだ。今季から湘南に加入したMF梅崎司(31)は「僕らのサッカーを貫くだけ」と“湘南スタイル”で栄冠を目指す。対する横浜MのMF天野純(27)は「タイトルを獲って新しいマリノスを作るんだという気持ちが強い」と決意を新たにした。

 信じる道を貫く。前日練習を終えた梅崎の言葉はシンプルだった。「自分たちの戦い方は確立されている。それを徹底するだけ」。全員がハードワークをいとわないスタイルを、全面に押し出す。

 “打ち合い上等”のスタンスだ。前日会見に出席したチョウ貴裁監督は、横浜Mと4-4と乱打戦になった4月21日のリーグ戦を引き合いに出して「スペクタクルでゴール前のシーンが多いような試合をしたい」。相手は最多となるリーグ52得点と攻撃が売りの横浜Mだが、前へ前へと走り続けてゴールを狙う。

 勝利すれば、ベルマーレ平塚時代に優勝した94年の天皇杯以来となる、国内主要タイトル。Jの歴史に“湘南”の名を刻む。

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