FIFA会長がカタールW杯から48チーム構想 可否は来年3月へ
日本サッカー協会の田嶋幸三会長が1日、都内のJFAハウスで2022年のW杯カタール大会から出場国を48チームに増やすことをFIFAのジャンニ・インファンティーノ会長が検討し、開催国のカタール側に打診していると明かした。
田嶋会長は10月にルワンダで行われたFIFAの評議会に出席していた。サッカーのW杯は2026年大会(米国、カナダ、メキシコの共催)から48チームで行われることが決定しているが、実現すればこれが前倒しされる形になる。カタール側はまだ返答をしていないという。
26年大会で想定されるレギュレーションを当てはめるならば、1次リーグが3チームずつ16リーグに分かれ、上位2チームがノックアウトステージに進出。優勝までに必要な試合数は従来までと変わらず、総試合数が80試合となる(従来の形式では64)。この場合、日本が属するアジアからの出場枠は8と大陸間プレーオフへまわる1カ国の「8・5」になると見られる。
来年3月に行われるマイアミでの評議会が、カタール大会の出場国数を決める時期的な締め切りになる見通し。田嶋会長によると、そのタイミングで決まれば、以後に行われる予選に影響しないと見られているという。