メッシ1年前にバルサ退団の危機あった カタルーニャ独立問題も関係とスペイン紙

 サッカースペイン1部リーグ、バルセロナのFWリオネル・メッシ(31)が1年前のカタルーニャ独立問題に絡み、他国へ活躍の舞台を移すことを真剣に考えていたという。

 スペインの一般紙エル・ムンドが2日、伝えている。記事によると、引き抜きに大きく近づいていたのはマンチェスター・シティー(イングランド)。元バルサ副会長を務め、現在マンチェスターCでCEOのフェラン・ソリアーノ氏がメッシの父・ホルヘ氏と2016年12月から17年11月に渡り連絡を取り、移籍金2億5000万ユーロ(現在のレートで約322億5000万円)、選手に5年で2億5000万ユーロ、そのうえ移籍が実現した場合の成功報酬として父に5000万ユーロ(同約64億5000万円)が支払われる条件が提示されたという。

 特に昨年10月、バルセロナを中心とするカタルーニャ地方がスペインからの独立に向けて住民投票を推し進めるなど政治的に先行きが不安定だったため、メッシもバルセロナからの離脱に傾いた時期があったという。最終的に昨年11月バルセロナで契約を延長して現在に至っているが、カタルーニャがスペインから独立し、バルセロナがスペインリーグで戦わない状態になれば契約解除金の7億ユーロ(同約903億円)が対象外となる規定を設けているという。

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