森保監督、U-21監督代行の“右腕”に絶大信頼
日本サッカー協会が7日、都内のJFAハウスでキリンチャレンジ杯のベネズエラ戦(16日、大分)、キルギス戦(20日、豊田)の代表発表会見を行った。また、UAE遠征(11日~21日)を行うU-21日本代表も同時に発表された。両チームの監督を務める森保一監督はA代表に帯同し、U-21は横内昭展コーチが代行監督として指揮をとる。
A代表の2試合について、「これまで通り、まずは勝ちにこだわっていく」と宣言した森保監督は、「チームとしての戦術浸透をさらに深めていく。また、個々の力をより高めていけるように。初招集の選手の力を、このグループの中で見ていきたいなと思っております」と初招集となったDF山中亮輔、FW鈴木優磨の2人を意識しながら、今回の代表戦の狙いをまとめた。
日程が重なったU-21代表のUAE遠征には、広島時代から長年タッグを組む横内氏に絶大な信頼を置いている。「横内コーチが言っていることは、私が言っていることと同じ」と言い切り、選手へ向けても「同じ方向に向かっていくことで、ベストを尽くしてもらいたいと思います」と呼びかけた。
今回発表されたA代表、U-21代表には各年代の選手を融合させようという強い思いが込められている。A代表には東京五輪世代の冨安健洋と堂安律が継続して選出され、U-21代表には、9月のコスタリカ戦で招集された伊藤達哉が入っている。さらに、U-19アジア選手権に出場したFW田川亨介、MF久保建英、DF橋岡大樹ら下の年代の選手がU-21代表に合流してきている。
森保監督は従来通り「融合」という言葉を用いて、「日本サッカー界としてもU-19の世代、A代表と東京五輪がつながることによって、全体の融合、レベルアップにつながるいい機会になると思っています」と期待した。