柏レイソル、加藤望監督を解任…J2降格危機に 今年2度目の指揮官解任
サッカーJ1・柏レイソルは10日、加藤望監督(49)を解任したと発表した。
今季残りの公式戦は、岩瀬健コーチ兼アカデミーヘッドオブコーチ(43)が指揮することになった。なお、柏は第32節鹿島戦(2-3で敗戦)を6日に消化しており、他クラブの試合が行われる10日に試合がない。
加藤氏は今年5月13日に、解任された下平隆宏前監督の後任としてヘッドコーチから昇格していた。就任時には11位だったチームの立て直しを託されたが、以後のリーグ戦は5勝12敗1分けと大きく負け越し。残り2試合の時点で自動降格圏の17位に沈んでいる。
ただ、今季はJ2でJ1昇格の資格がない町田が上位につけており、町田がJ2の2位以内に入った場合は、J1から自動降格するチームが2から1に減る。苦しい状況にある柏も、プレーオフにまわることも含めて、希望は残されている。
開幕前は上位進出、あるいは優勝まで期待されていた柏。土壇場で最後のカンフル剤を注入し、J1生き残りをかける。