神戸イニエスタ、うつ状態だった過去を語る「すごく空っぽな感じ」

 J1神戸のMFアンドレス・イニエスタ(34)が、かつて無気力で何もしたくない時期を過ごしていたことを、26日までにスペインテレビ局の番組インタビューで明かした。

 スペイン1部リーグ・バルセロナに所属していた2009年夏、イニエスタは「(リーグ、カップ戦、欧州チャンピオンズリーグの)3冠を果たし、チェルシー戦でのゴールと信じられないほど素晴らしい1年だった。でも、夏はそうじゃなかった。気持ちがすぐれない状態が始まり、すごく空っぽな感じになった。状態が続き、早く夜が来て一日が終わって薬を飲んで休みたいと願っていた。一時期は心理学者による治療を受けていて、その診察を待ち望んでいたから、約束の診察時間より15分も前に待っていた」と説明している。

 スペイン代表として出場したロシアW杯については、苦い思い出しか残っていないと言う。「出だしが悪いと、悪い結末になりがち。ロペテギ監督の一件(解任)はポジティブなものじゃなかった。最後の試合(決勝トーナメント1回戦、ロシアにPK戦で敗退)は、ベンチスタートで監督の決断が理解できなかった。決定は尊重するけど、僕から見てその決定に至る根拠がなかったと思う」と振り返った。

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