神戸 C大阪・山口蛍&元鹿島・カイオも狙う 守備陣の補強は急務

 J1神戸は1日、神戸市のノエビアスタジアム神戸で記者会見し、来季の新戦力として元スペイン代表で米メジャーリーグサッカー(MLS)ニューヨーク・シティーを今季限りで退団するFWダビド・ビジャ(36)を完全移籍で獲得したと発表した。

 ビジャ獲得に成功した神戸は目標に掲げる「アジアNo.1」を目指し着々と補強を進めている。C大阪の元日本代表MF山口蛍の獲得に乗り出し、既に交渉を進めている。横浜MのFWウーゴ・ヴィエイラは断念したが、元鹿島でアル・アイン(UAE)所属のMFカイオをリストアップ。鹿島、浦和などとの争奪戦に発展する可能性もある。山口、カイオは高額の移籍金が発生するが、神戸の積極姿勢が表れている。

 今季で契約満了となるDF渡部、MF藤田、松下らには契約延長をオファー。一方で、期限付き移籍中のタイ代表DFティーラトン、元カタール代表DFヤセルは所属先へ復帰する可能性が高く、契約満了のDF高橋、チーム最古参の37歳DF北本は退団が濃厚。守備陣の層は一気に薄くなる。今季はJ1ワースト6位の52失点を喫しており、最終ラインの補強は急務となる。

 また、FWウェリントンの去就も不透明となっている。

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