J2東京V、ロティーナ監督の退任を発表 サポーターに感謝「一生分の無償の借り」

 J2東京Vが9日、ミゲル・アンヘル・ロティーナ監督(61)の退任を発表した。イバン・パランコ・サンチアゴコーチの退任も発表された。

 ロティーナ監督は17年から東京Vの監督に就任。今季はリーグ戦6位からJ1参入プレーオフを勝ち抜き、J1磐田との実質的入れ替え戦にあたる決定戦に挑んだが敗れた。

 クラブを通じ、「この2年間を振り返り、ヴェルディサポーターのみなさんに伝えたいこととして頭に浮かぶのは、『ありがとう』という言葉です。なぜなら、後ろを向いて我々が歩んできた道のりを振り返ると、深い感謝の気持ちが溢れ出してくるからです。この偉大なファミリーを形成するすべての方々に感謝の意を示したいです」とコメントした。

 社長、強化部、テクニカル・メディカルスタッフ、クラブ職員、その他のスタッフら、すべての東京Vに関わる人々への謝意を示したロティーナ監督。選手に対しては「我々スタッフの要求に対して、『忠誠』、『信頼』の模範を示し続けてくれました。謙虚で、献身的であり続けてくれました。全てが私の中で良い思い出であり続けます」とたたえた。

 サポーターから得た思い出もつづった。「2年前に私が日本に到着した時、どんな未来が待ち受けているのか想像できませんでした。知らない国で異なるサッカーと出会いましたが、今は大好きになりました」と告白。ファン・サポーターからの歓迎のおかげで「ここを自分の国のように感じることができました」と感謝した。「皆さんの応援歌は、どこに行こうとも私の中で響き続けます。私はあなた方に一生分の無償の借りを持つことになりました。特にあの『ロティーナ、ロティーナ』の歌を歌ってもらえるようになってからは」と最大級の謝辞をおくった。

 J1昇格は果たせずに別れを告げることになったが、「これは、『さよなら』ではなく『またね』です。私は遠くには行きません。どこにいても偉大な東京ヴェルディファミリーと繋がり続けることを約束します。私の魂の一部があなた方と共にあります ARIGATOU」と約束した。

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