Ｊ１鹿島は２７日、ＭＦ小笠原満男（３９）が引退することを発表した。

　小笠原はクラブを通じて「今シーズンをもって、鹿島アントラーズで現役生活を終えるという決断をしました。これまで自分を支えてくれた方々、一緒に頑張ってきた選手達、応援してくれたサポーター、鹿島アントラーズに関わるすべての方々に感謝しています。鹿島アントラーズという素晴らしいチームでここまでプレーでき、鹿島アントラーズでサッカー選手として引退できることを、とても嬉しく、そして誇りに思います。本当にありがとうございました！」とコメントした。

　小笠原は岩手・大船渡高から９８年に鹿島入り。０６年夏にイタリア・セリエＡのメッシーナに移籍し、０７年夏に鹿島に復帰。０８年から主将に就任し、レギュラーを務めてチームを引っ張ってきた。昨季途中から試合出場機会が減少。リーグ戦は昨季が１７試合、今季は１４試合だった。Ｊリーグ通算５２５試合出場、６９得点。セリエＡではリーグ戦６試合１得点だった。

　また、東日本大震災後は率先して被災地の復興支援を呼びかけ、また支援活動に尽力してきた。