柴崎「アイドルだった」小笠原魂を胸にアジア杯Vだ
「日本代表合宿」(27日、千葉県内)
サッカー日本代表は27日、アジア杯(来年1月5日~2月1日、UAE)に向けて千葉県内で合宿2日目の練習を行い、DF槙野智章(31)=浦和=とMF柴崎岳(26)=ヘタフェ=が合流した。柴崎は小笠原を惜しみつつ、アジア杯に向けて決意を新たにした。
隠しようのない寂しさがあふれた。小笠原引退の一報に触れた柴崎は「知らなかったので驚きはあります。元チームメートとして同じ東北人として、満男さんの考えを尊重して『お疲れさまでした』と言いたい」と話した。
「小学生の頃からアイドルで(小笠原の)リストバンドを着けて練習していた」と明かし「同じチームでプレーすることがうれしかった」と当時を懐かしんだ。11年に鹿島入りしてから6年間「選手として成長させてくれた大先輩」と偉大な背中を追い続けた。
04年アジア杯優勝を成し遂げた小笠原のような働きが期待される。「優勝しか見えていない。アジアNo.1の椅子を取りにいく」。小笠原の薫陶を胸に刻み、日本を再び頂点に導く。