鹿島DF昌子「衝撃を与えたい」 仏1部トゥールーズ移籍で合意
J1鹿島は29日、DF昌子源(26)がフランス1部リーグ、トゥールーズに移籍することで両クラブが合意したと発表した。年明けに出発し、身体検査などを経て3年半の正式契約を結ぶ見通し。トゥールーズはフランスの中堅クラブで、今季は20チーム中13位につけている。
初めてのW杯で世界の厳しさを味わった昌子が海を渡る。「世界を止められるような選手になりたい」と、並々ならぬ覚悟をにじませた。
182センチは国際的には小柄。それでも的確なカバリングや攻撃の組み立てで大きな存在感を示し、トゥールーズ側も、その大舞台を見て獲得に動いた。強化担当者が「W杯で堂々とプレーできる精神力は並大抵ではない」と本人を前に熱弁し、夏場に続いて冬に再オファー。300万ユーロ(約3億8千万円)前後とみられる移籍金を出し、現地では通訳も付ける手厚い待遇を用意した。
フランスではブラジル代表ネイマールら世界的FWが活躍する。「全く俺のことを知らないところに行き、衝撃を与えたい」と意気込んだ。