那覇西が沖縄県勢5大会ぶり開幕星 PK11人目防ぎGKシュート決める
「全国高校サッカー選手権・1回戦、駒大高1(9PK10)1那覇西」(30日、駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場)
開幕し、開会式後の1回戦で、那覇西(沖縄)が1-1で迎えた駒大高(東京B)とのPK戦を10-9で制し、2回戦に進んだ。開会式では都道府県大会を勝ち抜いた48代表校(東京2校)が堂々と入場行進。平成最後の大会の選手宣誓は初出場の瀬戸内(広島)の佐々木達也主将(3年)が務め「2020年の東京五輪や22年ワールドカップに夢をはせながら、新たな時代の幕開けとなる歴史の一ページをつくる」と力を込めた。
PK戦で相手11人目のキックを防いだ那覇西GK新垣凱がシュートも決めると、イレブンは真っ先に応援団の元へ駆けた。同校にとっても、沖縄県勢にとっても5大会ぶりの初戦突破。同点ゴールの宮国は「自分たちで歴史を変えようとやってきた。自分たちが勝つことで沖縄のサッカーが盛り上がる」と喜んだ。沖縄では有望な小、中学生が県外に流出する現状がある。そんな中、県内出身選手で固めたチームが希望の灯をともした。