サッカー元日本代表のＪ１鹿島のＤＦ西大伍（３１）がＪ１神戸に完全移籍することが７日、正式に発表された。西はサイドバックに加え中盤でもプレーできる万能型の選手。ＭＦイニエスタ、ＦＷビジャ、ＦＷポドルスキといった世界的な名手が揃う攻撃陣に対して、補強に力を注いでいた守備陣に、また１人、新戦力が加わった。

　西は札幌の下部組織から札幌のトップチームに昇格。新潟を経て１１年から鹿島に在籍していた。Ｊ１通算２７７試合１４得点、鹿島では２２１試合出場１０得点を記録している。クラブＷ杯、アジアＣＬの出場経験も豊富だ。

　西は鹿島を通じて、「８年間の在籍期間でサッカー選手として、また、人間として成長させて頂きました。今回、より大きな成長を求めて、移籍します。選手、スタッフ、地域の皆さま、応援してくれた全ての皆様、本当にありがとうございました。とても楽しかったです」とお別れの言葉を残した。

　神戸は守備的ＭＦの山口蛍をＣ大阪から、サイドバックの初瀬亮をＧ大阪から獲得し、守備的ＭＦから後方の選手の戦力補強を進めている。