サッカー元日本代表・楢崎正剛が現役引退を発表「最高のサッカー人生、後悔はない」
サッカーJ1名古屋は8日、元日本代表のGK楢崎正剛が18年シーズンで引退することを発表した。
楢崎は奈良育英高から横浜Fに入団、その後、名古屋に移籍した。10年にはJリーグ優勝で最優秀選手賞も受賞した。Jリーグベストイレブンには6回輝いた。日本代表には77試合出場し98、02、06、10年にワールドカップメンバーにも選ばれた。日本を代表するGKだった。
楢崎はクラブを通じ「2018シーズンをもって24年の選手生活を終えることになりました。新しい年になり、新シーズンへ向けてスタートを切ろうとするこの時期にこのような発表になったこと、最後にゴールマウスの前でプレーする姿をお見せできずに終わってしまったことを、申し訳なく思います」と謝罪。「横浜での4年、名古屋での20年、良いことも悪いことも全てが夢のような経験、最高のサッカー人生で後悔はありません」などのコメントを発表した。
「新人だった頃から応援してくれちゃフリューゲルスサポーター、99年に移籍してきた不器用で若かった僕を受け入れ、信頼して、愛してくれた名古屋グランパスのサポーターの皆さんにはいくら感謝してもしきれません。本当にありがとうございました」と、2つのクラブのファンへ感謝も忘れなかった。
名古屋の小西工己社長も「『楢崎正剛。俺らの誇り。』サポーターの皆さんと同じ思いを、今、私も抱いています」と、これまでのひたむきなプレーに感謝していた。