JFL鈴鹿で女性監督が誕生「まずはGoogle検索から始めました」

 サッカーJFL鈴鹿アンリミテッドは9日、新監督にスペイン出身の女性であるミラグロス・マルティネス・ドミンゲス監督(33)の就任を発表した。女性監督はJFL史上初で、Jリーグでも例がない。

 昨年の全国地域サッカーチャンピオンズリーグで2位となりJFL昇格を決めたクラブは、公式サイトで女性監督を抜てきした理由を説明。「昨年は、皆様の多大なるサポート・応援で、念願のJFL昇格を果たすことができました。昇格を無事にすることが出来ましたが、JFLは、J1から見たら4部リーグ相当のカテゴリーであり、クラブとして更なる高みを目指していく所存です。日本で4番目のカテゴリーから下克上を目指す為に、他クラブがしたことのない新しいチャレンジが必要だと私たちは常々考えておりました」とまずはクラブの方針を示した。「そこで、辛島前監督より退任の意向を聞いた2日後、『来季は女性監督で行く』と決めました。これはJFL、及びJリーグ史上初の外国人女性監督となります」と新たなチャレンジとして女性監督に照準を絞った。

 しかし具体的な候補者はおらず「まずはGoogleで『サッカー 女性 監督』の検索から始めました」と明かす。「色々な方々が候補に上がる中、最終的にミラ監督はスペインで長く指導されている佐伯夕利子さんに紹介していただきました。私たちは、一流の男性監督と比べても引けをとらないサッカーインテリジェンスを有しているにも関わらず、なかなか機会を得にくい女性監督に大いなる可能性を感じております。また幸いにして、JFL事務局よりも女性監督就任に関しては問題ないとの回答を得ております。そこで、2019シーズンはスペインよりミラ監督を招へいすることを決定しました」という結論に至った。

 日本のS級ライセンスに相当するUEFAプロライセンスを取得しているドミンゲス監督はクラブを通じ、「まず始めに、来季の監督の機会を私に用意していただいた鈴鹿アンリミテッドFCに感謝したいです。また女性に男子チームを率いる機会をくれたことにも感謝しています。日本のような国でチームを指導できて、とっても嬉しく、ワクワクしています。日本の文化、日本のサッカーを知ることは、私の夢の実現の一つです。クラブの目標を達成すると共に、スペインサッカー界で培ったやり方を鈴鹿でお見せしたいと思っています。このチャレンジは、私にとって、とても美しく、魅惑的です。そして勝てるチームを作るために選手達のベストを引き出したいと思います。本当にありがとうございます。ミラと呼んでください。ご声援よろしくお願いいたします。行くぞ!鈴鹿!」と意気込みを語った。

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