川崎鬼木監督 目標は4冠「タイトルは全部狙っていく」
J1川崎が27日、川崎市内で新体制発表会見を開催した。鬼木達監督(44)は集まった963人のファン・サポーターの前で、Jリーグ3連覇、ACL、ルヴァン杯、天皇杯の4冠制覇という目標を掲げた。
「まずやらなきゃいけないのはJリーグ3連覇。目指しますというおり、取ります。そしてカップ戦。ACL、天皇杯、ルヴァン杯。昨年悔しい思いをしているので狙えるタイトルは全部狙っていきたい」。
この日は8人の新加入選手を紹介した。庄子GMは補強の際に(1)得点力アップ(2)選手層を厚くする(3)将来性-の3つの狙いがあったことを明かした。
「昨年はリーグ戦57得点、27失点。これは得点がリーグ最大、失点が最小。いい数字ではあるんですが、攻撃は複数得点をめざしてやろうと言ってきましたので、もう少し伸ばしたかった」(同GM)。
昨季はリーグ最多の1試合平均1・67得点。これに満足せず、2得点以上に上げる。元ブラジル代表FWダミアンの補強で複数得点を奪う驚異の攻撃陣を構築。さらにC大阪から複数ポジションをこなすMF山村和也、ブラジル人DFを2人獲得するなど選手層に厚みを増した。
鬼木監督は「過去を見てもJリーグ、ACLを同時に優勝したチームもないですし、4冠もない。ただ、この4年間指導してきて、新加入選手も見て、この選手たちなら成し遂げてくれるんじゃないかと期待してしまうところがすごくある」と言う。前人未到の全タイトル完全制覇へ、スタートを切る。