日本代表・吉田主将 フェアプレーの重要さ説き海外メディアから拍手喝采
「アジア杯・決勝、日本-カタール」(2月1日、アブダビ)
2大会ぶり5度目のアジア杯優勝に王手をかけているサッカー日本代表は31日、試合会場となるザイード・スポーツ・シティーで公式会見を行った。
森保監督と共に公式会見に出席したDF吉田麻也(サウサンプトン)が、フェアプレーの大切さを説いて、海外メディアから拍手喝采を浴びた。
決勝の舞台に駒を進めた日本とカタールだったが、共に準決勝は荒れ気味の試合となった。日本-イラン戦では、試合終了間際に両チームが一触即発となって乱闘寸前の事態にまで発展。一方のカタール-UAEでは、開催国・UAEの一部サポーターが、失点の度にピッチに物を投げ入れるなど、物々しい雰囲気が漂った。
吉田はイラン戦の終了後に、同じ宿舎に滞在していたイラン代表の選手から、エレベーターで一緒になった際に謝られたという事例を出し「スポーツマンシップ、フェアプレーを象徴するできごとだと思う」。そして「この大会は全世界に配信をされている。そこでバカげたことは起きないでほしい。自分たちはアジアを代表していて、(大会のスローガンである)『BRINGING ASIA TOGETHER』のハッシュタグからも分かるとおり、そういう面を代表する立場でもある。アジアからいいサッカーを世界に対して見せることが重要。明日のカタール戦もフェアプレーを見せたい」とコメント。集まった各国メディアから拍手を浴びていた。