エース大迫がアジア制覇へ強い覚悟「勝つことだけを考えたい」
「アジア杯・決勝、日本-カタール」(2月1日、アブダビ)
2大会ぶり5度目のアジア杯優勝に王手をかけているサッカー日本代表は31日、冒頭15分間をのぞく非公開練習で、最終調整した。準決勝・イラン戦で左太腿裏を痛めたMF遠藤航(シントトロイデン)は、前日に引き続いてピッチに姿をあらわさず。21人でアジア杯最後の練習を行った。
エースFW大迫勇也(ブレーメン)が、優勝に向けて強い覚悟を示した。最終調整を終えて「決勝に臨めるのは幸せなこと。勝つことだけを考えたい。自分を犠牲にしてでも、チームが勝てるように全力を出したい」と意気込みを語った。
先発した初戦のトルクメニスタン戦と、準決勝のイラン戦では共に2ゴール。大会前から抱えていた右でん部痛が初戦後に再発してベンチに座る時間も長かったが、エースとしての存在感に陰りはない。
大会を通じ、発する言葉は少ないが、アジア杯で優勝する意義を問われると「W杯で普段サッカーを見てない人たちも見てもらえて、そこで人気も少なからず上がったと思う。明日もいろんな方が応援してくれると思う。その方たちのためにもしっかり勝って、サッカー人気を盛り上げていけたらいいなと思います」と語った。
言葉よりも結果で“語る”ストライカーが、森保ジャパンをアジア王者へと導く。