カタール監督「歴史作った」 長期的戦略実りアジア初制覇、自国開催W杯へも弾み
「アジア杯・決勝、日本1-3カタール」(1日、アブダビ)
2022年W杯開催国カタールのサンチェス監督は「歴史を作った。カタールの人々におめでとうと言いたい」と感無量の表情。育成と強化の長期的戦略が実ったアジア制覇でW杯へ弾みをつけた。
前半12分にエースFWアリの鮮やかなオーバーヘッドで先制点。Ak・アフィフのドリブルも日本に脅威を与え続けた。個人技の切れ、戦術の柔軟性も日本を上回った。充実した施設を誇る「アスパイア・アカデミー」出身者9人が決勝でプレー。スペイン出身の指揮官は、かつて年代別代表を指揮して選手を熟知する。
UAEとの政治的対立によるブーイングや、アリら2選手の代表資格問題などもあった中でつかんだタイトル。サンチェス監督は「22年に戦えるように、もっと成長したい」と結んだ。