森保監督「監督力含めて攻守のレベルアップを」 日本代表帰国

 2011年大会以来のアジア杯優勝を逃したサッカー日本代表は2日、成田空港に帰国した。

 表情が晴れることはなかった。成田空港で約400人に出迎えられた森保監督は「優勝して喜んでもらえる恩返しをしたかったが、優勝を届けられなくて申し訳なかった」と、無念さを押し殺した。

 準優勝に終わった今大会を振り返り「アジアの中でトップグループの位置にいる。アジアで確実に勝つ力をつけることが、W杯出場にたどり着く近道。自分の監督力も含めて、選手個々のレベルも攻守ともに上げないといけない」と総括した。

 3月には国内で国際親善試合2試合が控える。選手選考について「コアを決めているわけではないが、今大会プレーしてくれた選手が中心となることはあり得る」とした上で「競争をあおるつもりはないが、競争があって当たり前の世界。結果を出している選手が日本代表の中心になっていく」と新戦力の台頭にも期待を寄せた。

 今後については「少し休みをいただいて、国内や海外の視察も含めていろいろなチームを回りたい」と話し、「W杯ベスト8以上という目標ははっきりしている。足元を見つめて一歩一歩前進したい」と再出発を誓った。

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