J1浦和に罰金200万円 天皇杯決勝、サポーターの発煙筒着火などに対する処分

 J1浦和は7日、公益財団法人日本サッカー協会から罰金200万円とけん責(始末書提出)の処分を受けたことをホームページで発表し、「今回の処分を重く受け止め、今後は、ファン・サポーターのみなさまと適切で円滑なコミュニケーションをとり、施設利用の正確な手続き、施設の公平・中立な利用、関係するみなさまへの施設の適切な使用の周知徹底に尽力していく」などとした。

 浦和は2018年12月9日に埼玉スタジアムで行われたJ1仙台との天皇杯JFA第98回全日本サッカー選手権大会・決勝において、「施設利用の手続き、施設の公平・中立な利用の義務、および施設の適切な使用の周知徹底義務に違反」と、規律委員会から指摘された。

 具体的には「浦和レッズは、試合前日に、主催者に無許可でサポーターをスタジアム内に引き入れ、応援物品の持ち込み及び設置作業等を行わせた」、「浦和レッズのサポーターは、左右のアッパースタンド最上段から地面に垂らしたロープにビッグフラッグをくくり付け、選手入場時にこれを引き上げてこれを掲揚した。当該行為は、重大な事故を引き起こす可能性もあったが、浦和レッズは主催者に事前に許可を求めることをしなかった」、「浦和レッズのサポーターは決勝戦の開始前及び終了後に、発炎筒等に着火し、浦和レッズのチームバスに向かって振りかざす等の危険行為を行った。浦和レッズはサポーターの危険行為を防ぐための適切な措置を講じなかった」の3点で、「規律委員会では、これら義務違反を認定し、浦和レッズに対し譴責及び罰金200万円を科すのが相当と判断した」と処分を決めた。

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