大迫は「6月開幕南米選手権」に参加させない…所属先のブレーメンが異例の発表
サッカーのドイツ1部ブレーメンは12日、所属するFW大迫勇也(28)について、日本代表が招待出場する南米選手権(6月14日開幕、ブラジル)に参加させないと発表した。クラブ側が代表選手の派遣拒否、協会サイドへの強い不満を明らかにするのは異例だ。
アラブ首長国連邦で開催されたアジア杯からクラブに帰還後、大迫は背中の痛みを訴え、5日のドイツ杯3回戦と10日のリーグ戦を欠場した。
クラブ側は「アジア杯の準決勝、決勝でプレーしながら、クラブではプレーできない状態になっていることに非常に驚いている」などと指摘。昨夏のW杯ロシア大会、今回のアジア杯と長期の代表活動が続いた点にも触れ「協会とブレーメンは日本の最も重要な選手の一人が、燃え尽きてしまわないように注意しなければならない」と強い懸念を示した。
アジア杯と異なり、南米選手権は日本協会に選手の拘束力はない。ブレーメンは南米選手権に大迫を派遣しないことを13日朝に日本サッカー協会にも通達済みだという。