鹿島が磐石“常勝DNA”でACL本選出場切符 ACL男セルジーニョ2ゴール

 「ACL・プレーオフ、鹿島4-1ニューカッスル」(19日、カシマサッカースタジアム)

 J1で3位だった昨季王者の鹿島と同2位だった広島が本大会出場を決めた。日本勢は川崎、浦和と4チームがACLに参戦する。広島はチェンライ(タイ)と0-0と延長でも決着がつかず、PK戦を4-3で制した。鹿島はニューカッスル(オーストラリア)に4-1で快勝した。広島は1次リーグで元日本代表MF本田のいるメルボルン・ビクトリー(オーストラリア)と同じF組、鹿島は慶南(韓国)などとE組に入る。

 今季初の公式戦、一発勝負、FW鈴木ら主力がけがで出遅れ-など負の要素もあった中での完勝。鹿島の大岩監督は「本戦出場権を得ただけ。すぐ切り替えてJリーグの開幕に備えたい」と淡々と語る中に安堵(あんど)感をにじませた。

 主役は昨季も決勝トーナメントで日本のクラブ所属選手では初の5戦連発を記録したセルジーニョ。この日は2ゴールだけでなく、前半18分の先制シーンでは右足ヒールでレオシルバのミドルシュートの軌道を変えて、伊藤の移籍1号弾を“お膳立て”。計4得点中3得点に絡んだ。

 「ホームでの鹿島の強い戦いというものを表現できた」とセルジーニョ。今季目標はACL連覇と国内タイトル奪還。大事なシーズン初戦で“常勝DNA”をいかんなく発揮した。

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