サッカーのＪ１鹿島加入が内定しているＵ－２１代表ＦＷ上田綺世（あやせ、２０）＝法大＝が２０日、都内の法大市ヶ谷キャンパス内で加入会見を開いた。

　中学時代は下部組織で育ち、鹿島学園、法大を経由して常勝軍団入りが内定。「鹿島は僕にとって特別な存在。（プロ入りに）満足せずに、優勝に貢献したい」と語った。現在大学２年で、２年間は特別指定となる見込み。得点感覚に優れるストライカーは、東京五輪の有力候補でもあるが「五輪への意気込みは、正直まだない。プロ入りが決まり、目標の一つがかなっただけ。足もとを見て、目の前の大会で結果を出したい」と話した。

　会見に同席した鹿島の椎本スカウト部長は、代表ＦＷ大迫ら多くの逸材をプロに導いてきた眼力の持ち主。上田に「クラブとしては即戦力として考えている。日の丸をつけられる選手になると思う」と期待を込めた。