神戸・MF山口、元本拠地で古巣サポーターから大ブーイング「複雑な思い」
「明治安田生命J1、C大阪1-0神戸」(22日、ヤンマースタジアム長居)
明治安田生命Jリーグは27年目のシーズンがスタートし、神戸は敵地でC大阪と対戦した。後半32分に失点して0-1で敗れ、黒星発進となった。
ボールを持つたびに古巣サポーターから容赦なく浴びせられたブーイング。昨季までとは違ったスタンドの景色。「いろんな意味で特別な一戦。個人的には複雑な思いがありました」。神戸の一員として、慣れ親しんだ地で苦杯をなめたMF山口は淡々と言葉を紡いだ。
新天地でのデビュー戦。中盤の底で精力的に動き回った。イニエスタら周囲に懸命にパスをつなぎ、必死にボールを奪いにかかった。この一戦に懸けていただけに、敗戦という事実があまりに苦い。
初めて敵として向かい合ったC大阪MF清武は、「神戸のサッカーに合っている。もっと神戸を強くすると思う」と友にエールを送る。始まったばかりの旅路。「次はホームなのでしっかり勝ちたい」。蛍も前だけを見据えている。